ストリンガー語る
日経エレクトロニクスの3月23日号、これ1000号記念号なんだが、これに載ってるソニーのえらい人・ハワード・ストリンガーのインタビューが面白い。
私がテレビ局にいた時の話をしましょう。もともと全米を覆う放送網は、三つしかありませんでした。ケーブルテレビ・サービスが考案されたころに、放送業界の展示会で「三つの選択肢で満足している。視聴者はケーブルテレビも衛星放送も必要としていない」と、テレビ局の幹部がスピーチしていたことを覚えています。
40歳そこそこだった私は、手を挙げて彼に言いました。「それは違う。顧客は常に選択を好んでいる。放送網が三つしかなければテレビ局には好都合だが、世の中は変わるのだ」と。
4週間後、私は意外な業務を与えられました。展示会のスピーカーだった人物の代わりに、私が社長になったのです。
このインタビュー、他にもストリンガーの考え方がよくわかって面白い。たとえば
私のような大企業の経営者は、自分が何を知らないのかを社員に伝えることが大切だと考えています。社員の協力を引き出すためです。
読んでみて思ったことは、ソニーの中の人は抵抗をやめて彼の言うことをよく聞けばいいじゃない、ということだ。
ちなみにこの1000号記念号の特集は「誰でもメーカー User Generated Deviceが拓く新時代」。ストリンガーのインタビューにもChumbyのことが出てきたりして、その趣旨には共通するところがあった。間違いなく時代はこっちに流れてく、問題はどう流れにのるかどうかで、乗るかどうかはもう問題じゃない。

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