2008年9月26日

Jay Walker氏の家がすごすぎる

Jay Walker氏の家がすごすぎる。


家を博物館のようにしている。好事家の鑑。
Walker Digitalという会社をやっていて、この部屋で会議をしたりもするそうだ。うらやましい。

Why everyone wins with open platforms

ノキアのオフィシャルブログ(ノキアの従業員やノキアに雇われたライターが書いている)、Why everyone wins with open platformsという記事が面白かった。

2001年の終わりにノキアが最初のカメラ付き携帯Nokia 7650を出したとき、何でか知らないけどビデオソフトが付いてなかった。我々は最初カメラが必要なフレームを処理できないのだろうと思ったのだが、そのうち1年後ぐらいに出される携帯に実装されるとゆう噂を耳にするようになった。
4ヶ月後、フィンランドでビデオ符号化をやってるグループが、7650で録画するシンプルなアプリケーションを作った。
これは会社の外からのイノベーションを捕まえる、という最高の例だ。我々はそのライセンスを得て、次の携帯、Nokia3650に入れた。


ユーザーイノベーションのよい事例。
ノキアは今ではプロジェクトを公募するようになってる。

2008年9月24日

ノキアの組織改革

ノキアの情報を漁ってたらこんな資料を見つけた。


左半分がこれまでの組織図で、右半分が2008年からの組織図。今までは「モバイルフォン」「マルチメディア」「エンタープライズソリューション」と事業領域ごとに事業部に分けられていたのに対して、新しい組織では「サービス&ソフトウェア」「デバイス」「マーケット」という分け方になっている。より見やすい図として、ノキアのサイトに以下の図がある。


組織構造はその組織がやっているビジネスモデルに相似する形にしといたほうがいいだろう。このノキアの新しい組織構成には「デバイスはサービスの乗り物」という考え方がよく表れていると思う。物を売る時代には、物の流れを基準にした組織で良かった。情報やサービスを売る時代になってくると、情報の流れを基準にした方がいい、ということでそうしたのだろう。ノキアは通信の会社だから、そうした変化が最初に訪れる会社だろう。

では他のメーカーはどうか。以下はソニーの組織図。

物の流れを基準にして作られている組織だということがわかる。ただソニーは6月の中期経営方針説明会で以下のような資料を提示している。


ほとんどの製品をネットワーク対応にするとゆうことなんで、そのうちソニーもノキアのような「物の上にサービスが乗っかる」組織構成になるのかもしれない。他のメーカーも然り。

Johnny Lee Talk

Youtubeでおなじみジョニー・リー氏のトークがあった。

ビデオは総計で一千万ビューを超えたそうだ。今はマイクロソフトリサーチ所属。学生向けにどうやったら世の中にインパクトを与える仕事ができるか、というトークをしていった。

まず、仕事は以下のやり方で進めよう。

conceive・・いろんなアイデアに触れる。そこから選ぶ。作る。伝える。
その過程でのアドバイスは以下の通り。advice 5はなぜか二つありました。

advice 1: 多くのアイデアに触れろ
advice 2: すごい人が周りにいる環境に身を置け
advice 3: 現状のものに満足するな。すべてのものは良くなる余地がある
advice 4: (わすれました)
advice 5: 趣味を多く持って、そのそれぞれにチャレンジしていこう
advice 5: 誰が発想の枠に捉われているかを意識しよう
advice 6: 尊敬できる仕事で頭をいっぱいにしろ
advice 7: work-wow比を最大化しよう

wowというのは仕事のインパクト。workというのは仕事の量。以下の式が成り立つ。

opportunity costというのは機会費用。選択されなかった仕事のうちで最善の価値のこと。時間とかけてるのは良くわかんない。
仕事量を横軸に、インパクトを縦軸に取って、いろんな仕事をプロットしていくと、次のような図が書ける。

狙うのはこの左上にしよう。少ない仕事で大きなインパクト。

advice 8: アイデアは実際にやってなんぼ
advice 9: 自分の仕事を伝えることはその仕事をやることと同じぐらい大事

伝えるときにはメディアを選ぼう。

論文は大変なのに少しの人にしか伝わらない。ビデオは楽なのに多くの人に伝わる。

advice 10: トライしろ、失敗しろ

リーさんいろんなことをやってて、学生時代に作ったDIYステディカムを会社を作って売ってる。

2500万ほど売り上げがあったそうだ。趣味で映像制作やってたからビデオ作りがうまいんだな。
こんなこともやった。巨大スリングショット。

非常に頭がよい人だった。学者的な頭の良さじゃなくて商売人的な頭の良さ。自分にも他人にも世界をわかりやすく伝える人。この人が将来的にビルゲイツみたいになっても驚かない。

2008年9月23日

MITハーバードクールジャパンプロジェクト

日本では麻生首相が誕生しそうですが、毎年恒例、MITハーバードクールジャパンプロジェクトってのがあります。
ここ
私見ですが、要は映画の上映会じゃないかと思います。

今年のラインナップ:
鉄コン筋クリート
選挙

よいセレクションじゃないかと思います。MITにはアニメ部がありますが、ハーバードにはあるのかな・・と思ったらありました。

あいたたた・・

ボストンでは毎年アニメボストンってゆう催しも行われてます。

ルイジコラーニとキヤノン

ルイジコラーニのファンサイトに、キヤノンの依頼で作ったカメラの紹介ができてた。

キヤノンのサイトだと「一眼レフのデザイン革命 キヤノンT90物語」というとこにルイジコラーニが出てくる。
しかしこのファンサイトはなんでキヤノンのとこより詳しい情報が載ってんだ・・?

情報建材

メディアラボでは新しいビルを今のビルのお隣に建築中。今日は「ビルの中どうやって使う?」というミーティングがあった。どうやったら創造的な活動のできるビルになるか?という話。

デザイン責任者の提示した、デザイン哲学は以下の通り。
・創造性と学びを共有できるようにすること(Collaborative Creativity and Learning)
・ビル自身に語らせる (The Building tells our Story)
・柔軟性、透明性、気付き (Flexibility, Transparency and Awareness)
・全ての人にやさしいビル (E14 Loves Everyone)

面積当たりにできるだけ人を詰め込む、みたいな哲学じゃなくてこうゆう哲学のとこで働きたいもんだ。具体的にはメディアラボらしいものとして以下のようなものも提案されていた。

・情報ディスプレイ (Digital Information Display)
・道案内システム (Wayshowing System)
・情報ガラス (Interactive Glass)
・外装スキン (Exterior Skin)
・センサー、ライト、スピーカー、マイク等の埋め込まれたインフラ

外装スキンとゆうのは最近よくみるリーマンブラザーズのビルみたいなやつ。

ボストンにあるA2aMediaってゆう会社が提供したりしている。

建材は今後、どんどん情報化していくだろう。ソニーやPanasonicはさっさと情報建材を開発して家を作ればいいのにと思う。MITのHouse_nというプロジェクトはその方向を追求している。情報技術に配慮したプレファブ住宅なんてそのうちでてくると思う。たとえば床面から電源取れればコンセント要らなくなるし。空調やテレビもだんだん壁面に埋まって、家はだんだんつるっとなってくるかなと思う。

2008年9月22日

猛禽類の力

Natureとゆう自然をテーマにしたドキュメンタリのraptor force(猛禽類の力)とゆう回がえらく面白かった。タカの背中にカメラのっけたりしてる。

猛禽類が猛禽類であるためには獲物を取らなきゃいけないわけで、その仕組みがいろんな猛禽類で紹介されていた。フクロウの場合、雪の下などに隠れているネズミを取るために音で補足する。で、その音を顔の前面の目の周りの部分をパラボラアンテナのようにして受け取るわけなのだが、トラッキングする範囲に応じてそのパラボラの曲率を筋肉を動かして変える。
なおかつ、相手に飛び忍んでいくために体に音に対するステルス性が備わっていて、滑空するときにできるだけ音がしない工夫がなされている。
後は紫外線を使って獲物を見る猛禽類だとかいろんなやつがいた。ロボットビジョンなどやってる人は参考になるだろう。
こんな風に実際に動いて生存競争を勝ち抜いてる生体システムはディテールの積み重ねで、モジュールの組み合わせというよりは、すり合わせ型でできてるってことがよくわかった。

このNaure(番組サイト)(wikipedia)は1983年から続いてるシリーズで、キヤノンが1990年からずっと資金提供してるんだそうだ。偉いな。

2008年9月20日

未来の印刷

メディアラボにJoseph Jacobsonという人がいる。電子ペーパーでおなじみE Inkの技術の元を作った人で、創立者の一人でもある。メディアラボの中にMolecular Machinesというグループを率いているのだが、その目標がなかなか魅力的で「一片の紙やプラスチックにコンピュータを印刷できるデスクトッププリンタを作ること」。
現行の技術がシリコンの上に大掛かりな装置をいくつも使って回路を作るところを、プリント技術を使って紙やプラスチックなどの有機物に直接回路を印刷しちゃう。有機物は曲げられたりとか便利な性質があるんで、それを生かしたものを作れる。
Jacobson氏は既にこの方向を目指す会社、kovio社を設立している。この会社には以下のようなニュースがあった。

2007/11/13
シリコンバレーの新興企業が、印刷プロセスを使ってシンプルな半導体を製造する画期的技術を開発したと主張している。
このような技術は、エレクトロニクス製品のコストを引き下げたいと願っている多くの企業が目指しているものだ。

 有名ベンチャーキャピタリスト、ビノッド・コースラ氏などが支援する米Kovioは、商用印刷システムを使って柔らかい面に吹き付けられるシリコンインクの一種を開発したとしている。既に幾つかの企業が、さまざまな有機あるいは無機素材を使って回路をプリントする手法を開発しているが、Kovioは、シリコンを使ったプロセスで、薄膜トランジスタ(TFT)と呼ばれる非常に高速なデバイスを構築するという。

 「有機素材を使ったアプローチより安価でないとしても、同じくらい安価になりそうだ」と英市場調査会社IDTechのアナリスト、ラグフ・ダス氏は言う。「だが性能はこちらの方が高い」

 未公開企業のKovioは、自社技術を最初はRFID(無線ICタグ)に利用したい考えだ。この分野では低コストが重視される。

 印刷技術をエレクトロニクスに応用する競争は、大小の企業の関心を集めている。従来のコンピュータチップはシリコンウエハー上に回路パターンを転写し、材料を加えたり削ったりすることでトランジスタを構築し、配線して作る。
Intelなどの企業は定期的に半導体工場に30億ドルを投じているが、インクジェットプリンタ方式で回路を吹き付けることができれば、もっと少ないコストで製品を作れると、このアプローチの支持者は主張する。

 印刷技術が、数億個のトランジスタを製品に組み込んでいる半導体メーカーの能力に追いつくことはないだろう。
だがKovioは、薬の瓶の識別など多くのRFIDの用途に十分な、千個足らずのトランジスタを搭載したデバイスを2008年末までに作れると自信を持っている。

 「Intelは、ピンの先に3000万個のトランジスタを載せられると主張している」とKovioの会長兼CEO、アミール・マシュコーリ氏は語る。「当社がやろうとしているのは、瓶1本に数百個のトランジスタを載せることだ」


この方向の技術は最初は用途が限られてるだろうけど、大きくなってやがては今の半導体市場よりも大きくなるんじゃなかろうか。

Jacobson氏がやっているもう一つの方向の仕事として、合成生物学とゆうのがある。DNAとかを工学的な手法で合成しよう、というもので、この方向の会社としてCodon Devicesという会社を既に設立している。これに関しては以下の解説がわかりやすかった。

合成生物学を加速するバイオファブ

2008年9月19日

南カリフォルニア大ICT

USC(University of Southern California)にInstitute for Creative Technologiesってのがあるらしい。


こんなの作ってる。すごい。お金あるな。
Paul DebevecっとゆうCG業界のカリスマみたいな人がディレクターやってます。彼の関わったプロジェクト一覧

The future of photography

New Scientist誌のThe future of photographyという記事へのリンク。
Part1
Part2
こんなのをここでやってますよーといろいろ紹介されている。

2008年9月11日

g-Speak設置中

3階で設置作業進行中。


なにを設置しているかとゆうと、g-Speakというジェスチャ入力システム。
このニュースに出てる。これを作ってるJohn Underkofflerさんはメディアラボの石井先生のとこの卒業生で、下の動画に出てるマイノリティ・リポートのアドバイザもやってる。
映画に出てきたようなものを実際に作って、g-Speak LLCという会社を作って売ってるらしい。


こういうのの元祖はやっぱりメディアラボで、1979年にやってた。いやーなかなか使い物にするのは難しいな。とゆうかジェスチャなんかめんどくさいからスクリーンだけでいいじゃんと思ってしまう。


このg-Speakなんだけど、ユーザの体の動きを捕捉するためにViconとゆうモーションキャプチャを使ってる。でもこのViconだと、動きを捉えるポイントに反射体を置かないといけない。だからg-Speakもへんな手袋をしなきゃいけないんだけど、今はorganic motionという、体に何にもつけなくても動きを捕捉できるシステムが出てて、これを使えばへんな手袋はいらなくなる。


プロセッサの能力が上がったらこうゆうのは将来カメラの中に入れようと思ったら入れれる。まあなんか使い道はいろいろあるんじゃなかろうか。
最近ではテニスの判定なんかにも似たようなものが使われている。Hawk-Eyeってゆうシステムらしい。UKの会社。うまいことやったな。

2008年9月8日

インターン情報:Imaging@MERL(三菱エレクトリックリサーチラボ)

Internship Opportunity at Mitsubishi Electric Research Labs (MERL), Cambridge, MA, USA (http://www.merl.com/)

Mitsubishi Electric Research Laboratories (MERL) is the North American corporate research and development organization of the Mitsubishi Electric Corporation (MELCO). Based in Cambridge, MA, MERL offers a challenging and stimulating research environment and opportunity to pursue independent projects and receive authorship on publications.

The imaging group at MERL does research concerning information capture/extraction/analysis and display including computer vision, computational photography, multi-projector systems, image processing, machine learning and 3D graphics & modeling. MERL invites applications for a 3-6 month internship in the imaging group focusing on computational photography. Preferred dates are from Sep 2008 to Feb 2009. Graduate students pursuing a degree in EE, CS or a related discipline are encouraged to apply. Specific research topics of interest include but are not limited to motion deblurring, light field applications, coded aperture techniques and active illumination. Applicants are expected to be familiar with fundamentals of computer vision and image/video processing. Publications at the flagship conferences (eg CVPR 2009) as a result of the internship are highly encouraged. Development will be a mix of prototyping in Matlab and/or C/C++.

Please submit resumes to Amit Agrawal . For more information about projects, please visit http://www.merl.com/people/agrawal/index.html.

2008年9月5日

スタンフォードのレボイさん

スタンフォードのMarc Levoyさんのトークがあった。Refocus Imagingをやってる研究室のボスだ。
以下のような研究の紹介をしてった。

マイクロレンズアレイを使った顕微鏡が面白かった。

カメラにはEOS 5Dを使っている。
マイクロレンズアレイ使って撮像して画像を再構成することによって、視点を動かして検体を見れる。で、検体を三次元的に再構成することもできる。
この技術、普通のカメラに使っても便利なのだが、まあ、ちょっと便利だよねという程度。それを顕微鏡に使ったらすごい便利だよねという話。ほとんどキラーアプリじゃないか。
当然眼底カメラだのにも使えるはず。
今は生物学者と協働してバクテリアの三次元的な動きを追ったりとか光源を工夫したりしてるそうだ。
Levoyさんとこの研究はここから見れます。

2008年9月4日

秋学期はじまった

今週から秋学期はじまった。
メディアラボでやられる授業は以下のビラにあるような感じ。