2008年4月29日

Nayarさんの話

コロンビア大のShree Nayarという人の講演があった。お題目は「Computational Cameras: Redefining the Image」。

講演会場に行ってみたら人が多くてびっくり。カンファレンスとかではなく、単なる講演なのにこれだけ人が集まるというのはすごい。かなり有名らしい。


いろいろ話していったのだが、きりがないので一個だけ紹介。カメラの画素数が高くなっていくと、人の眼のところだけを拡大していくとこんな感じに見える。


で、その眼のところに反射している像を見ると、その人が撮影されたときの周囲の環境や、その人の網膜に映っているであろう像を推定することができる。


面白い。

他にもカメラがらみの研究をいろいろやっている。ここからいろいろ見れる。いっぱいありすぎ。
また、この人のところには日本からいろんな企業の人が訪問研究者として行っている。ソニー、日立、NTT、富士通などなど。

2008年4月26日

オープンイノベーション時代の知財屋さんの役割

政府の知的財産戦略本部の「知的財産による競争力強化専門調査会」というところが、今年の3月4日に「オープン・イノベーションに対応した知財戦略の在り方について」という報告書をまとめたらしい(その解説記事はここ)。

その報告書はここ(PDF)にある。
その報告書から、現状の問題点。
【現状と課題】
我が国企業は全般的には「ものづくり精神」の気質や自社開発志向が強いとされている。業種や個々の企業で差はあるものの、必要な技術は基本的に内部リソースを用いて開発するとの戦略にウエイトを置いている場合や、外部リソースの活用の必要性を感じつつも、経営戦略の流出を過度に懸念して自らのニーズを外部に提示すること自体を躊躇するケースも見受けられる。

それに対する解決の方向性。
②知財担当部署の役割
上記のような状況に応じた柔軟な戦略対応を迫られる以上、企業の知財戦略担当部署も紛争対応、自己事業の防衛などリスク回避だけに専念するのではなく、知的財産を活用した事業モデルの実現を支援し収益の拡大を図るなど、事業強化のために知的財産の価値を高める「バリューセンター」への発展を目指すことが求められる。

ごもっとも、ごもっとも。こんなの政府の諮問機関に言われる前に自分で気づかないといけない。

2008年4月24日

Nokiaの未来像

またNokiaの人のトークに行ってきた。今日は無線にフォーカスした話。やけに気合が入っていて、3人の人が代わる代わるトークしていった。

通信技術がどうなっていくかのビジョン。2020年のところに「Cognitive Radio」とあるが、これはあらかじめ周波数帯の割り当てとかを行わずに、場面場面に応じて適当な周波数を使って通信するようなフレキシブルな通信技術を考えているらしい。


携帯は記憶容量もプロセッサも増えてより強力になっていく・・たとえばデジタルメディアの再生(動画など)やカメラの強化、文字認識など。


カメラを強化する例としては、たとえば写っているものを認識してその名称を出したりだとか。


2001年に立てたビジョン。携帯が、環境にあるいろんなものといろんな通信方法で通信する。


環境にあるいろんなデバイスとモバイルデバイスがいろんな通信方式で通信する。モバイルデバイスはインターネットサービスと繋がる。


「いろんな通信方式」の一つがウルトラ低電力ブルートゥース。以前はNokia独自の技術でWibreeと呼ばれていたが、2007年6月に正式にブルートゥース規格になった。


ウルトラ低電力ブルートゥースの特徴。低電力なので指輪のような小さなウェアラブルデバイスとかにも使える。


ウルトラ低電力ブルートゥースを使うアプリケーションいろいろ。低消費電力なので、今までよりもいろんな所に使える。


無線LANを使った位置検出技術の紹介。webからアクセスして、トラッキング対象の人を左側のプルダウンメニューから選ぶと、右側にその人がいる場所の地図と写真が表示される。


無線LAN用のアンテナアレイ(右上に表示されているアンテナのお化けのようなもの)を使った位置検出技術の紹介。ヨーロッパナビゲーション会議という学会で発表されたらしい。


アクティブRFIDの位置検出技術のコンセプト紹介。


位置検出技術を使うと、「指し示してからアクションを起こす」というインタラクションが可能になる。


もう「無線はおれにまかせろ」といわんばかりの強力なトークだった。OSでマイクロソフトが、ネットでグーグルがすごく強力な存在になったように、無線の世界ではNokiaが強力な存在としてますます成長していくかもしれない。
どういう世界を作っていくか、というビジョンの元にそれを実現していく技術を作り上げていっているところが成功の秘訣で、他の通信会社に先んじているところではないかと思う。

2008年4月18日

CHI2008 Extended Abstracts編

CHI2008、Extended Abstractsからいろいろ。前回のConference Proceedingsは論文発表されたもので、今回のExtended Abstractsにはやりかけの仕事や企業の中での実践例などいろんなものが入っている。

Designing Embodied Interfaces for Casual Sound Recording Devices
ソニーコンピュータサイエンスラボラトリ、ソニークリエイティブセンター、お茶の水女子大の連名。新しい録音デバイスの提案。火を付けた時に録音されるキャンドル状録音デバイスと絵本を開いた時に録音されるブックマーク状録音デバイスを提案。


iCandy: a Tangible User Interface for iTunes
リコーイノベーションズという、カリフォルニアにあるリコーの研究会社の仕事。iTunesを、QRコードとグラフィックを印刷した名刺状の紙をwebカメラに見せることで操作する。みんなにもっと印刷してほしいというその気持ちは良く分かる。


Healthy Technology: A metaphor that pushed user experience to new strategic heights at Intel
インテルのデジタルホームグループの仕事。タイトルにHealthyとあるが別に健康関連の話ではない。世界各国いろんな国で人々がテクノロジーをどう使っているかを観察して今後の方向性を考えるのに役立てようという活動の報告。こういう視点の仕事は今後製造業でもいっそう大事になってくるんではないかと思う。


以下は2007年4月ぐらいに流れた上記グループのインターン募集メール。anthropologists, design researchers and documentary film makersなど、今までの製造業にはいなかったであろう人材が求められていることがわかる。

Intel Corporations Domestic Designs and Technologies Research Group is calling for interns! As part of Domestic Designs and Technologies Research, the ethnographic and design research team within the Digital Home Group, you will work within a multidisciplinary team of anthropologists, design researchers and documentary film makers to explore and research love and spirituality and its intersection with computers and technology, in and around the home.
DDTR is a driving force within the Digital Home Group (DHG): our charter is to develop a clear & actionable understanding of daily life all over the world, identify opportunities for our platforms to enable experiences that consumers value, merge original insights with technology, market, platform and planning intelligence to define usage models & platform requirements, and seed future research & platform opportunities. DHG's vision is to make Intel the trusted foundation of your digital home. To that end, the Digital Home Group develops computing and communications oriented platforms that anticipate and satisfy the needs of consumers world-wide.
We will be offering 3 month paid internships starting in July '07 and October '07 and, for graduate students in anthropology, design research or related social sciences. Interns must re-locate to the Portland, Oregon area to work closely with the research team during the entire length of the internship, and be eligible to work in the US.


Dynamic Knobs: Shape Change as a Means of Interaction on a Mobile Phone
ドイツテレコムの研究所とポツダム大の仕事。電話を取りそこなったりするとボタンが膨らんで、そのボタンを押すと対応するアクションが起こる。こういう風に実際にプロトタイプを作って「体験できる化」することは大事だと思う。


DIP - IT: Digital Infrared Painting on an Interactive Table
ベルギーHasselt大の仕事。赤外LEDを仕込んで毛がナイロンファイバでできているブラシを使って半透明な面に描画する。面の裏側から赤外光をカメラで捉えて、リアルな触感のブラシをデジタルで実現する。描かれた絵はプロジェクタでプロジェクションする。

こういう絵が描ける。お見事。新しいタイプのタブレットが実現できそう。シャープの光学センサ埋め込みLCD(そのプレスリリースはここ)でも使えそう。


The Georgia Tech Aware Home
ジョージア工科大で1998年からやっているAware Homeというプロジェクトの紹介。いわゆるユビキタス技術をいろいろ実験している家。家はこんな感じ。

やっていることとしては、以下のようなものを紹介している。
・Digital Family Portrait
デジタルフォトフレームなのだが、写っている人の最近の活動を反映して一日ごとに表示が変わる。たとえば写っている人の住んでいるところの天気によって表示が変わる。
・Cook's Collage
キッチンのカウンタートップ上での活動をカメラで撮影して、最近の活動を6コマ分、ディスプレイに表示する。「電話を受けたりしてキッチンを離れたときにもやってたことを思い出せるように」ってゆうシナリオを考えているそうだけどそれぐらい覚えてるんでは?

・Baby Steps
赤ちゃんの発達の状態をチェックできるシステム。発達のマイルストーン(言葉を発したなど)を記録していき、必要があれば小児科医と相談できるようにする。

全体の傾向としては、発展途上国の開発の話、ヘルスケアの話など、コンピュータの世界に閉じずに社会インフラに繋がる話がだいぶ多くなってきて面白くなってきたし、今後ますますそうなるだろうと思う。

CHI2008 Conference Proceedings編

先日、フィレンツェであったCHIという学会の中で興味を持ったものを並べます。論文はちゃんと中身まで読んでおらず、順番はめちゃくちゃ。本当はビデオを見るとすぐわかるのが多いです。

MightyTrace: Multiuser Tracking Technology on LC-Displays
液晶ディスプレイの裏側にフォトセンサを並べて、ペン先から赤外光でIDを発信しているペンをトラッキングする。ペンごとに違うIDが付いているから、どのユーザがタッチしているかを区別できる。


Stane: Synthesized Surfaces for Tactile Input
筐体の表面にパターンを付けておいて、そこを手でいじるときの音で操作する。ボタン等を使わない機器が作れる。でもあまり使い道なさそう。


The LilyPad Arduino: using computational textiles to investigate engagement, aesthetics, and diversity in computer science education
Arduinoという電子工作のためのキットがあるのだが、それを布地などに仕込んで服やバッグを作れるようにしたキットLilyPadの紹介。


Video browsing by direct manipulation
DRAGON: A Direct Manipulation Interface for Frame-Accurate In-Scene for Video Naviation

どちらも、ビデオ中に出てくる物体が画面上でどのように動くかのパスを、マウスがその物体に近づいたときに表示する。マウスでその物体をパスに沿って動かすことによって、ビデオを早送りしたり巻戻ししたりする。便利。DRAGONの方は著者の中にAppleの人の名前が入っている。


“Do I Live in a Flood Basin?” Synthesizing Ten Thousand Maps
いろんな種類の地図を重ね合わせて見れるブラウザ。地図じゃなくて医療関係のデータとかでもいいかも。


Escape: a target selection technique using visually-cued gestures
iPhoneなど小さな画面の上で密集しているアイコンをクリックするのはしんどい。アイコンにしっぽをつけて、そのしっぽの向きに合わせて指をドラッグするとそのアイコンが選択される、という仕組み。


Healthcare in Everyday life - Designing Healthcare Services for Daily Life
デンマークのUniversity of Aarhus、Center for Pervasive Healthcareの人たちの論文。まだちゃんと読んでないけどCONCLUSIONに書いてある「The design of healthcare technology has traditionally focused quite narrowly on what we call a clinical perspective.」という一文に惹かれた。

2008年4月17日

FacetZoom

CHIという学会の論文を眺めていたらFacetZoomというものがあった。写真や音楽など、階層のあるデータを見るときに使えるブラウザなのだが、階層がグラフィカルに表示されている。そして表示されている階層部分をクリックすると、その部分がズームされるのがポイント。たいへん便利そう。

と書いてもよくわからんだろうな・・・、DVDに入っているムービーを見ると一発で理解できるのだが。PCに入っている写真はだいたいPicasaで見てますが、昔の写真を探すのは大変。このブラウザを使うとかなり楽に探せそう。
そう遠くないうちにこのユーザインタフェースはいろんなところで見かけるようになるんじゃないでしょうか。

ムービーは手元にはあるのですが。

2008年4月12日

Being Human

昨年3月、マイクロソフトリサーチがセビリアのリゾートホテルに45人の著名人を招待して「2020年のHuman-Computer Interactionがどうなるか」というお題目で議論をさせた。その成果をまとめた本が最近出版された。
太っ腹なマイクロソフト、その本の内容はダウンロードできるようになっている。ダウンロードはこちらから(PDFです)。タイトルは「Being Human - Human-Computer Interaction in the Year 2020」。

100ページ、4章構成で、
・過去20年に起こったこと
・これから予想される変化
・これからのHCIのあるべき姿
・これからやるべきことのおすすめ
という章立てになっている。以下、その要約を自分のためにも記しておく。

第一章 Our Changing World
コンピュータは我々の生活を変えた。安価で、日用品になってきている。孤立したマシンから、全世界的に繋がったものになってきている。コンピュータへのアクセスが増えただけでなく、我々がどのように使っているかという様式もずいぶん変わった。これらの事実はすべて、コンピュータはもはや我々の生活のすべてに織り込まれているということを示している。2020年に向けてこの傾向は強まっていくだろう。2020年までに、我々がやりたいと思うことをコンピュータの介在なしにやることは不可能になるだろう。このコンピュータと我々の日常生活との結びつきは、我々の価値観、目標、望みに影響していくことになるだろう。

第二章 Transformations in Interaction
2020年に向けて5つの大きな変化があるだろう。
・人とコンピュータの関わり方が変わる
・テクノロジーへの依存が増える
・全てが繋がるようになる
・全てが時間的に連続的に記録されていくようになる
・創造的な活動が増える

第三章 HCI: Looking Forward
・「User Experience」から「Human Values」へ。コンピュータは中立的なものではなく、人間的、文化的、社会的価値が埋め込まれたものになっていく
・デザイン/研究のサイクルは以下の図のように5サイクルへ


第四章 Recommendations
1. HCI研究・デザインの方法を復習しよう
2. HCIのできる範囲をはっきりわきまえておこう
3. HCIが他の分野のコミュニティと協同するための方法を開発しよう
4. 若い人にHCIを教えよう
5. 将来のHCI研究者のために先進的なトレーニングをしよう
6. 政府、政策、社会に関わっていこう
7. 2020年に向けた包括的な未来像を提唱しよう

写真で取り上げられている事例に面白いのが多いので、ざっと眺めてみるのがおすすめ。

2008年4月10日

SCEの中の人

このブログで映像関係の話題が出るときのネタ元はたいていRamesh Raskar氏の講義からなのだが、今日もその講義の一環として招かれた人のトークがあった。今日はRichard Marks、Eye toyおよびPlaystation Eyeの生みの親だ。

所属はSCE AmericaのPlaystation R&D、サンフランシスコにある。研究のフォーカスは0 to 5years、5年先のプロダクトまでらしい。
- Advanced Graphics
- Distributed Processing
- Developer Tools
- Physics and Procedural Processing
- Special Projects
というグループがあり、PS EyeはSpecial Projectsの一つだそうだ。
PS3の実機とPS Eyeを持参してきて、いろいろな開発中のデモを披露していった。
たとえばこれだとか。


紙の上にスケッチしたものをカメラで撮影するとそれがゲーム上のフィールドになり、またカメラでスキャンしたものが戦車になってフィールド上でゲームする、という趣向。

他に開発中のものとして、ソニーのカメラに入っている顔認識を入れて、ヘッドトラッキングを行う(顔を動かすとその位置にあわせて画面の表示が変わる)というものもあった。

2008年4月8日

Google Streetviewの中の人

Google Streetviewを作った人の話があった。

なんでもインターンとしてGoogleに行ったときに始めたプロジェクトがそのまま正式なプロジェクトになったんだそうだ。
これが最初に使った車。


普通の車にむりやり機材を積み込んでます。どこかで見た風景・・


Google Streetviewのイメージキャラクター、Peg Manを選ぶときにはなんかすごくマーケティングの人とかが集まってああだこうだ言っていたそうです。


いろいろ技術的なことを話していきましたが、ビジネスモデルの話だけには口をつぐんでいました。

盗撮の防ぎ方

最近はカメラがどんどん小さくなってしまって、いろいろ知らないうちに映像で記録されるようになってしまった。前々からこれを防ぐ方法はないものかと考えていて、方法を思いつかなかったのだが、こんな方法があるらしい。


光の当てられた方向に光を返すことを再帰性反射という。CCDやCMOSなどのセンサには反射性があるだけで再帰性はないのだが、これにレンズを付けると再帰性反射性が生じるらしい。これを利用して、赤外光などを投光して、その反射を見ると、どこにカメラがあるかがわかる。その位置に強い光を投射することで、そのカメラが写らないようにすることができる。これはジョージア工科大で実際に研究が進められている。映画館などでの盗撮を防ぐことを考えているようだ。
何でも軍事用では、この検出した先をレーザーで破壊してしまう、というものもあるらしい。というわけでスパイ等の任務で敵国に進入した際にはレーザーで破壊されないよう気をつけましょう。

2008年4月6日

台湾工業技術研究院

少し前に、MITメディアラボで開かれたイベントの中でRoboScooterの実機が公開された。RoboScooterは折り畳み式、ホイールインモーターの電動バイク。MITメディアラボのSmartCitiesグループと台湾の工業技術研究員(ITRI)との共同プロジェクトで、台湾のSYM Motorsが実機を製作している。


この台湾工業技術研究院が気になって調べてみたらなかなかすごい組織だった。台湾政府が出資する非営利の研究機関で、全体の人員は5500人程度(多い!)なのだが、
台湾の産業発展を支えた工業技術研究院(ITRI)

国家投資額1$に対して、売り上げ10$がおこり、利益4$を出している
との記述がある。絵に描いたようにうまくいっている。特徴的なやり方として以下のようなシステムがあるそうだ。

最初に、ベーシック研究をしてはならない、そういう禁止が出ました。そして、大学と競争するな、これは、ダブルスタンダードを入れないため、特許や論文で評価されないためと、もっと重要なことは、大学における人材供給を妨害しないためです。
次に、トランスレーショナルな研究はファンデングはnon-governmentである、最初に民間を口説いて1千万円とってくると、国家がほとんど無条件に1千万円出すシステム、実際に研究するグループには研究所の複数の部局から出ないと組織してはいけない。これは東洋的な現象、どこの部局も自己拡大本能持っており、自分達が栄えるには自分たちの部局を大きくする本能、中国にも強く存在します。これを禁止するために、複数の部局で提案しないとグラントがおりない、(このような)歯止めをかけています。
もう一つは、7年間位のプロジェクトが標準的ですが、実際に遂行するグループ以外に、後見人のグループを作る、この後見人のグループは非常に大きな権力を持っており、計画を中止させる権限があります。
もし、今不都合なのにもし7年間引きづったらこの後見人グループが人事的な処罰を受けます。もし、成功したら、実行グループも後見人グループもその利益を、例えば、会社に入って役員をするとか、何か経済的利益を受ける、それは自由にやって構わない。つまり、褒美と罰(信賞必罰)を個々に明らかにするということを行ないました。


日本の場合は大手がそれぞれ持っている研究所が、台湾では国として一つのところに固まっていて、そこの成果を各々の企業が持っていく、というイメージだろうか。

他に以下のページがおもしろかった。
台湾のしおり2007 科学技術
台湾の情報産業の発展に見る技術移転の仕組み
台湾で10月に特許オークションが開催、ウェブサイトもオープン(工業技術研究院)

2008年4月4日

Refocus Imaging

こんな記事が出ていた。
IDFでフォーカス範囲・位置を後からコントロールできるソフトウェア技術が披露
これをやっている会社のサイトはここだ。
Refocus Imaging

スタンフォード大でこの研究をやっていたのは知っていたが、こんな会社を作っていたとは知らなかった。どうも2006年のうちには起業していたようだ。細かいことを言うと、大学時代はContaxのカメラを使ってて、今はCanonのカメラを使ってるんだな。ボディとレンズの間にマイクロレンズを入れるようだが、全てのマウントに対応できるように全種類作ってるだろうか?たぶんとりあえずCanonので作ってみたんじゃなかろうか。
画像は撮影後にPCに取り込んで処理するようだ。マイクロレンズをアクセサリとして売って、ソフトは無償で配布という形になるのだろうか?
特定のメーカのカメラに限らず、どこのメーカのカメラにでも使えるようになりそうな形態になっているのは良かった。なんでも、スタンフォードの研究室にはKodakのお金が入っていると聞いていたもんで。