2008年2月29日

Nokiaリサーチセンター

 メーリングリストでNokiaリサーチセンターケンブリッジのインターン募集のメールが来た。内容が面白いので紹介しておきたい。
 NokiaリサーチセンターはMITとNokiaが2006年に作った研究所だ。
ノキア・リサーチ・センター・ケンブリッジを開設
 募集の文面はこちら。

Nokia Research Centre Cambridge is looking to fill one internship position. The intern will join a team of 6 as part of MyNet project.
MyNet is Simple, Secure Overlay Personal and Social Networking and Resource Sharing.
(中略)
MyNet overview:

===============
Users can create Personal Clusters which are collections of personal devices, services and content. Authentication, authorisation, routing, naming, discovery and sharing are based on social relationships.
Devices, service or content in one cluster can easily be shared with other clusters. The user is able to control access to his/her resources via an underlying security framework. The security framework is designed to conceal the complex configuration processes from the user, revealing only user-level permission that are easy to comprehend. There is strong emphasis on an easy to use GUI design and an intuitice user-to-user or user-to-device interaction model. We are exploring technologies that allow a non-expert end-user to manage the personal clusters, discover services, share resources and form extended social networks using interaction paradigms that are based on social behaviour. We recently completed a working prototype of this project and condusted a usability study. A presentation and demonstration of the prototype was made at the the Nokia-MIT day this January.

 この研究のテクニカルレポートはここにある。

 今とってる授業で「世界最大のカメラメーカーはどこか?キヤノンやニコンじゃなくてノキアだ」という話がよく出てくる。携帯はいろんなデバイスの機器を取り込みつつあるけど、では全てが携帯におさまるかというとそうもいかない。全部をつめこんでしまうと使いにくくなってしまう場合もあるからだ。どの機能がどのデバイスに織り込まれるかという点については変化があるだろうが、今後も人々が複数のデバイスを持ち歩くという機会はなくならないだろう。
 そんな状況に対してNokiaが用意しているのが全ての機器を無線でつなぐという回答だ。NokiaではWibreeというBluetooth以上に低消費電力の近距離無線通信技術も提唱している。
WibreeをBluetoothと統合へ
 今後はモバイル機器に限らず、どんな機器も鎖国していては時代に取り残されていく時代になると思う。だから開国の準備はしていたほうがいい。

2008年2月26日

ブラザーのミシンのボタン穴開け機能が美しすぎる

ブラザーのミシンのボタン穴開け機能があまりにも美しかったので一連の過程を写真に撮った。

これが当のミシン。

まずは使う予定のボタンを用意する。


ミシンに付属のアタッチメントにボタンをはめる。アタッチメントは二つの部品からなっていて、スライドして長さが調整できるようになっている。


アタッチメントをミシンに取り付ける。


布を置き、ボタン穴を開ける位置を調整する。ミシンを動かす。動かすと、特にやることはなく、自動。


布を取り出したところ。


ミシンに付属の道具で穴を開ける。


完成。


一連の過程が美しくて感動した。
何がこんなにいいのか?
  • メカやコンピューティングが背後にあってもそれを感じさせない
  • 実際に使うボタンをそのままプログラミングに使っている
  • インタラクションが起きる部分がむき出しになっていて確認しやすい
ブラザーのミシンすごい。

着る物系だと島精機のホールガーメント編み機もいい。今度宇宙に行くそうです。
ホールガーメントが宇宙へ

ウェアラブルコンピューティングってゆうとなんかうさんくさい感じがするんだけど、こういう作る過程にコンピューティングが入っていくのは明らかに便利で、作れるもの自体の幅を広げてくれそうでいい。

2008年2月24日

ヘルスケアの未来

 うちの本棚を見てたら「明日は誰のものか」っていう本があった。イノベーションのジレンマってゆう有名な本を書いた人が2004年に書いた本だ。買ったまま積ん読になってた。目次を見たら「第8章 超肥大業界を癒す ヘルスケアの未来」というのに目を引かれたのでそこだけ読んでみた。
 なぜ超肥大業界なのかというと、ヘルスケアはアメリカ国内における支出の七分の一を占めるからだそうだ。それだけ支出しておきながら必要な層に治療は行き渡らないんだから、いかに今のヘルスケアに(たぶん余計な)お金がかかってるか、ということがわかる。
 この章を一通り読んでみてかなり納得できたので、以下、ほんとに書いてることのエッセンスだけ抜き出してみる。

 企業の最も重要な決断、しかも非常によく間違える決断は、最初に狙いをつけるマーケットの選択だ。(中略)
 破壊のイノベーションの理論では、投資を増やす場合には、治療法を単純化し、誰にでも使えるようにすることが目的になっている高度なテクノロジーの開発に絞った投資をするように勧めている。
 もし業界が、われわれの毎日の生活に影響を与えるような、日常的なことを扱う破壊的な方法を考え出し、そしてそれを改善することにエネルギーを集中すれば、もっと多くの人たちが、より質の高い便利な治療を受けられるだろう。(中略)
 企業が成功をおさめるための絶好のチャンスを手に入れるのは、特定の技量や訓練を身につけていないことが原因でマーケットから締め出されている、そんな非治療者に売り込むときだ。(中略)
 成功をもたらしてくれる破壊のイノベーションは、最後には治療を予防にし、われわれひとりひとりが自分の健康をうまく管理できるようにしてくれるだろう。


 つまりどういうことを言ってるかというと、MRI装置のように総合病院のスペシャリストが使うようなものを作るよりは、町医者や自宅で医者、看護師や患者自身が使えるものを作ったほうが成功につながる、ということだ。
 こういう戦略を取っている会社がないかちょっと探してみたらあった。


 ここの製品を見るとわかるが、ここの製品はセンシングに新しい技術を導入するとかそうゆう技術ありきのアプローチではなくて、作った製品をどこでどのように使うかということ、いかに患者の体験を向上させていくか、ということに知恵が絞られている。正しいアプローチだと思う。Sayakaは作るの難しそうだけど他はけっこう作れそう。
 ここの会社は社長の考え方も面白い。

『公知』という手法での"特許出願"
『公知』という新しい手法は研究者と企業の良心を動かす。
今それに共感した方々が長野まで来てくれる。
その友人の輪は今海外へと広がり、アールエフを温かく、そして力強くガードしてくれている。


 この会社特許出してないかもしれない。過激だ。でもたしかにありな考え方だ。
 ここの株買いたい。でも上場はしてないようだ。



明日は誰のものか イノベーションの最終解
クレイトン・M・クリステンセン スコット・D・アンソニー エリック・A・ロス
4270000716


2008年2月21日

移動体としてのロボット

二年前にイギリスで流れたCMらしいんだけどこのASIMOの動画最高だな・・

サイエンスミュージアムってゆう設定を思いついた人が偉すぎる。しかしこういうロボットの応用って何があるんだろうね?

一つの応用として、人の移動に使うというのがあると思う。その時に考えなきゃいけないのが既存のインフラとの適合だ。町や建物は従来の移動体(自動車、自転車、徒歩など)に合わせて設計されてるわけだから、それに合わないような移動体を作っても普及しない。セグウェイがいまいち売れなかったのはその原因が大きいと思う。あれは最高時速19kmで、スピード的には歩道で使うようなものだと思うけど、歩道はそもそも車輪向けにはできていない。

じゃあ歩道で使うとすればどんなのがいいだろう。足で移動するのがいいと思うんだけど。

えーと・・・、こんなのはどうかね?

これ使えばけっこういい線行きそうだけど・・


駕籠ロボの他には、これもなかなかいい線じゃないでしょうか。家庭用トリケラトプスkota

ロバロボットとか案外いけるんじゃないかと思ってます。おばあちゃんの買い物のお供とかに。

2008年2月20日

20年後のカメラ

今取っている授業の宿題で「What will a camera look like in 10 years, 20 years? What will be the dominant platform and why?」という問いが出た。10年、20年後のカメラはどうなってる?カメラの形態はどうなってる?という問題だ。その回答とクラスメイトの答えを以下、超訳でおとどけします。
  • マットさんの回答
 新しい技術に対する適応ということを考えると、10年後も今とカメラはあまり変わってないと思う。性能は変わっているだろうけど。
カメラはギガピクセルになるだろうな。カメラに埋め込まれるサービスとプロセシングはだいぶかわるだろう。簡単に撮っても綺麗な写真に補正してくれるようになるだろう。
フォトシェアリングやビデオシェアリングはより一般的になって、みんなの写真から違う写真を作れたりするようになる。
 20年後にはカメラの数は臨界点を超えて、環境の中に入っていく。カメラで写真を撮るんじゃなくて、小さな杖で撮りたいところを指定するようになる。そこから視点や時間を変えたイメージを、小さなレーザプロジェクタで網膜に直接投影できるようになる。プライバシー保全のために、過去のシーンの投影は自分が今いるシーンに関してだけ許されるようになるだろう。また、想像上の物をシーンの上に置くことができるようになるだろう。これは広告に使われるようになるかもしれない。
  • サイラスさんの回答
 2028年のカメラ。
 Camronというセンサーユニットができてます。CamronにはUV、青、緑、赤、IRフォトセンサがついてます。
 ピエゾオンチップ技術を使った、圧力センサも付いてます。これで音が取れます。DPU、GPU、ソーラーセル、ucapオンチップ技術を使った電源ストレージ、Wi-Rad(Wi-Fiの次の次のやつ)送信機がつきます。これらが全部Camronの中に入ってます。こうゆうのがいっぱいあるので、任意の地点からの写真を作ることができます。
 Camronを球状に配置したTriCamとゆうのができます。球状に配置してるので、ぐるっと見渡せます。イメージは時間と空間も記録できるフォーマットで記録されます。
  • わたしの回答
 カメラはナノテクのおかげでどんどんちっちゃくなる。すごい薄い中にバッテリと無線機能が入った、どこにでも貼り付けられるカメラができるようになるんだけど、プライバシーの問題が大きくなって、こういうアンビエントなカメラの試用は制限されるようになっちゃう。それで結局、許可を取った場所でしか使えなくなる。
 カメラはちっちゃくなったおかげで人体に埋め込めるようにもなるんだけど、たいていの人間はそこまで望まない。手を出すのはアーティストとか研究者ぐらい。多くの人にはせいぜい、メガネみたいな形のカメラを使うことになる。こういうカメラの使用は制限されない。

マイクロソフトリサーチのやっているPhotosynthみたいに、任意視点からの写真を再現できるようになる、という答えがあるけど、自分としてはそういう世界は来ないと思う。プライバシーの問題、コストの問題があるし、そもそもそこまでできてもそんなに嬉しくない。
自分が書いたやつは手前味噌だけど、スペックはともかくけっこう当たると思うな。
サイラスさんの書いてるTriCamみたいなカメラがあると画角広くていいよね。これ思い出した。

では、撮像素子が球面状になってたらどうだろう。するとこんな質問をしてる人がいた。
  • デジタルカメラの撮像素子が凹んだ球面だったら、何かメリットはありますか?(Yahoo!知恵袋)
ズームレンズと相性がよくないのか。流体レンズ(こんなの)とか使ったらどうだろうな。まあでも普通に魚眼レンズとか多眼カメラ使えばいいか。

2008年2月18日

つぎの消耗品

そんな感じでフィリップスを調べたんだけど、売上げに対するEBITA率は7.7%で、製造業としては高い方なんだろうけど、びっくりするほど高いわけじゃない。
消耗品やコンテンツ、サービスみたいな利益率の高いビジネスを持ってないのがその原因だろうか。Yahoo Financeで他のもっと儲けてる会社と比べてみよう。

Philips 収益 39.33B EBITDA 3.97B EBITDA/収益 10.1%

Apple 収益 26.50B EBITDA 5.56B EBITDA/収益 21.0%
Canon 収益 41.61B EBITDA 10.20B EBITDA/収益 24.5%

ここでBというのはBillion$で1Bが1千億円ぐらい。EBITDAは儲けを表す指標の一つ(会計はややこしいな・・)で、国際的な企業間の収益力を比較するときに有効な指標らしい。
iTunesのコンテンツやiPhoneの通信料で儲けてるApple、インクとかの消耗品で儲けてるCanon、いずれも収益力が高い。

これをたとえば製造業だけで食べてますっていう企業と比べると
Siemens 収益 108.79B EBITDA 12.54B EBITDA/収益 11.5%
Sony 収益 83.65B EBITDA 5.70B EBITDA/収益 6.8%

通信料おいしいですっていう企業と比べると
NTT 収益 99.12B EBITDA 29.42B EBITDA/収益 29.7%
Verizon 収益 93.47B EBITDA 30.91B EBITDA/収益 33.1%

ほんと通信ビジネスっておいしい商売だなあ・・・、業種ごとに法人税率変えて、通信業からは8割ぐらい法人税で持っていっちゃってもいいぐらいだ。電波は公共のものだし。

消耗品で儲けるビジネスのことをインストールベース・ビジネスというらしい。『鈴木貴博のビジネス散歩』の説明が短くてわかりやすい。プリンタの消耗品については『消耗品の戦略的製品設計』(PDF)がすごく詳しく書いてある。

これからの製造業はもの作ってるだけだとますます食べていけなくなるだろうな。そうゆうのは全部中国に行っちゃいそう。

サービスはいっぱい考えられるけど、今後消耗品ビジネスとしてはどんなものがありえるかな。たとえばプリンタやってるところだと短期的にはトナーカートリッジだけじゃなくて紙も回収するようにするとか。回収のインフラ共用できるところが強み。そんなに儲けれないだろうけど地球にやさしさを発揮できる。

長期的には何だろな、このCMにあるみたいなものを出力できる三次元プリンタとか?

  • この新しいデザインの服欲しいからうちのプリンタで出力しよう
  • このお菓子おいしそうだからうちのプリンタで出力しよう
  • うちのロボットの部品一つ壊れたからプリンタで出力しよう
とかゆうシナリオはありえるけど、こんなのをご家庭で作る時代は来ないんじゃないかな。まあこれからの時代はやるとしたら消耗品じゃなくてサービスだろうな。人を幸せにする消耗品はなかなか考えられないけど(そもそも消耗品なんて消費者にとってはないならない方がいい)、サービスならいくらでも考えられるしね。

2008年2月17日

フィリップスをリサーチ

このご時世にけっこうよろしくやってるらしいフィリップスについて調べてみた。

創立は1891年、ヘラルド・フィリップスさんが従業員20人の電球工場を作ったとこから。GEはエジソンが1878年に作った電気照明会社からスタートしてるからそれのヨーロッパ版みたいなもんか。ちなみにシーメンスは1847年の電信機メーカーからスタートしてる。古い・・、エジソンは最初、駅の電信係だったから世界のメーカーの起源は電信機にあるんだな。
ちなみに日本だと東芝の「東」の由来になってる東京電気が電球製造会社、白熱舎としてスタートしたのが1890年。フィリップスとほぼ同じ時期だ。

歴史を振り返ったところで、フィリップスが今どうなってるのか見てみる。以下の資料はフィリップスの2007年のアニュアルレポート(PDF)から。



売り上げ4兆2千億円ぐらい。EBITAは3260億円ぐらい、EBITAってのは利益を計る指標の一つで経常利益よりは大きく出るようなもんらしい。



事業の柱はコンシューマエレクトロニクス、ライティング、ヘルスケア。売り上げはそれぞれ2:1:1、利益は1:1:1の割合。投入してる経営資本は1:4:5の割合。創業時からやってるライティングなんて枯れた技術なんじゃないの・・?と思いきやけっこう資本を投下してけっこう儲けてる。
コンシューマエレクトロニクスはそんなにお金をかけずにいっぱい売ってそこそこ利益が出ている。フィリップスは2006年に半導体事業を売ってるし、液晶ディスプレイをやってるLGフィリップスからも手を引いている。あんまり設備投資しないで商売できるとこに集中してってんだろうな。

ヘルスケアはここの記述によると、初めて商業用X線管を作ったドイツの会社を1895年に買収したとこから始まっているらしい。スタート早いなあ。ヘルスケアをやってるフィリップスメディカルシステムズの本部はマサチューセッツにあるらしい。ちなみにシーメンスの医療機器会社の設立は1877年、 東芝の医用機器事業が発足したのは1914年。GEで電灯の研究とかをしていたクーリッジがX線管の一つであるクーリッジ管を発明したのが1913年。なるほど電灯とヘルスケアはこうやって繋がったのか・・、今使われているX線管のほとんどはクーリッジ管を改良したものなのだそうだ。

では、それぞれの事業の中でどんなものを売っているのか。



ライトもけっこう新製品出てるなあ。まだまだやることあるのな、枯れてない。コンシューマエレクトロニクスだとアクティブクリスタルズってのが面白いな。ガラスで有名なスワロフスキーと一緒にやってるやつ。こんなのらしい。正直どうかと思うけど・・。でも物じゃなくてライフスタイルを売るんだという考え方はよく伝わってくる。



これは株価の推移。比べられているSoxxというのは フィラデルフィア半導体指数というやつで、半導体関連会社の株価の推移を表しているそうだ。これを見ると2004年ぐらいまでべったり寄り添ってるけど、それ以降は半導体への依存を減らす方向に転換してうまくいってることがわかる。



最後は途上国向けの売り上げ比率。全体で3割とけっこう多くて好感持てる。ヘルスケアはやっぱり金持ち相手の商売なので比率は低い。
金持ち相手じゃなくて、コンシューマエレクトロニクスみたいに安くても日々の健康増進に役立ちます、みたいな製品開発があってもいいんじゃないかね。


2008年2月16日

PSVアイントホーフェン

同じ学会に来ているフィリップスリサーチの人と話した。この人たちは何を発表しに来たかというと、ウィンドウショッピングをしてるときにウィンドウに商品情報が表示されて、それにタッチして表示される情報を変化させる・・というものだ。

フィリップスと言えばフィリップスデザインが有名だ。最近も日本でこんな展覧会をやっていた。フィリップスデザインについて聞いてみると、
  • なんかいろんな国の人が働いてるよね
  • あいつらなんかちょっと俺らと違うよね
  • 宣伝うまいよね
  • このウィンドウショッピングもデザインの人は関係ないよ
ということだった。なんかちょっと社内から見ると浮いた存在なのかもしれない。フィリップスデザインのwikipediaを見てみると・・
ついでにいろいろフィリップスについて聞いてみた。
  • フィリップスリサーチについていえば、やることが上の言うことによってどんどん変わる(いずこも同じか)。ちょっと前は音楽やってて今度はウィンドウやれって・・おれは音楽続けたいのに
  • 最近はメディカル関連で儲けてるね
  • Simplicityってゆうキーワードはコンサル会社か何かにすっごいお金出して考えてもらったらしいよ
フィリップスは2004年から「sense and simplicity」という「ブランドプロミス」を掲げているそうだ。今調べたら、フィリップスにはSimplicity Advisory Boardという人たちがいるそうだ。ジョン前田も入ってる。

そんなSimplicityなブランドプロミスが生かされた例がたとえばこちら。
フィリップスMRI装置とAmbient Experience
そのAmbient Experienceとやらがどんなものかというと・・これ

これがSimplicity?少なくとも財布にとってはシンプルではないな。心のケアはこんなハードに金かけてやるようなもんじゃなくて、スタッフのノウハウとかで対処すべきもんじゃないだろうか。

ちなみにタイトルについて。PSVアイントホーフェンてゆうオランダのサッカークラブのPSVが何なのか今まで疑問だったんだけど、フィリップススポーツクラブの略なんだそうだ。へー。

時間と空間のナビ

なんの発表で来てるかとゆうと、空港とかに置く用の地図の発表だ。自分の持ち歩いている物(たとえばパスポート)を置くと、そのまわりに物に応じたメニューが表示されて、そのメニューを選ぶとどこに行けばいいかが地図上に表示される、というもの。一昨年取っていた大学の授業のチームプロジェクトの一つとして作ったものだ。といってもちゃんとしっかり動くものを作ったわけではなくて、コンピュータの操作に日常物を使うというこんなコンセプトどうでしょう、地図以外にもいろいろ考えられていいと思うんです。というコンセプト重視の言ったもん勝ち的な発表だ。

さてこれはほんとに役に立つだろうか。ボストンからケベックに行く乗り継ぎのトロントで数時間足止めされていたのだが、以下はその時に取った写真だ。


地図を見てああだこうだ言ってる人。


自分のフライト遅れてないか?ゲートどこだろ?と確認する人。


自分のフライトを確認してる女性。


ああもう結局人に聞くのが一番早いや。

こんな風にややこしくなっている原因の一つは、時間のナビゲーションをする時刻表と、空間のナビゲーションをやる地図が別々の画面になっているというところにある。これをたとえば搭乗便のeチケットを見せたら、出発時間とゲートまでの道のりを一つの画面で表示してくれるようにすれば、だいぶわかりやすくなるだろう。他にもタバコの箱を見せたら喫煙所までの道のりを表示したり、パスポートによって表示する言語を変えてくれたりしたら便利だろう。

だいたい今の電子タグって商品の流通段階でしか使われないけど、こういう使い方をどんどん考えてけば流通後にも使えるようになるんじゃないかな。

2008年2月13日

すごい雪なケベック

カナダのケベックに来てるんだけど、



なんかすごく雪だ。
ボストンより寒いし雪も多い。なんでも今年はかなり降ったんだそうな。

ここに来た目的なんだけど、去年授業で作ったチームプロジェクトの学会の発表で来てる。といっても、発表自体はチームメイトがやってくれるから気楽なもの。今年初めて開催される学会なんだけど、実際来て見たらすごい小さな学会だった。だいたい聞いてる人は25人ぐらい。登録も併催のワークショップ含めて70人ぐらいらしい。カナダの人しかいないの?と思ったらカナダの人は10%ぐらいで他の国からもけっこう来てた。日本人はいないけど韓国の人は来てるようだ。

他の発表を見て思ったのは、文字をずらずらと並べたプレゼンが多いということ。この人たち写真の貼り方知らないのか・・?と思うぐらいに。シーグラフなどに行くと視覚的な発表が多いのでそれに慣れてしまっているが、普通はこんなものなのだろうか。

でも、やっぱだめだろ。もっと人にやさしいプレゼンやってほしいもんだと思った。

Bloggerでラボアカウントでブログ開く方法

http://wiki.media.mit.edu/view/Necsys/WebPagePersonal
http://blogger.kuribo.info/2006/03/blogger_21.html
このへんを参考にしたらできます。