2009年10月1日木曜日

技術進化と生物の進化

以下の論文面白いです。ポイントを訳しました。
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Evolutionary models for technological change, John Ziman
from Technological Innovation as an Evolutionary Process, 2000.

技術についても
・遺伝的変異
・自然淘汰
・環境への適応
があるのではないか?(3)

人工物はたくさん世に出るが、生き残るのはわずかである(4)。

以下のようなアナロジーがある(4)
・variation by mutation or recombination
・characteristic traits
・selection
・survive
・replicated
・diffuse
・mutualistic relationships(共生関係。ペンとインクなど)
・ecological system(生態系)
・demes(ディーム。地域集団)
・diversification
・speciation
・convergence(収束)
・stasis(平衡状態)
・evolutionary drift
・satisficing fitness
・developmental lock
・vestiges(退化器官)
・niche competition
・punctuated equilibrium(断続平衡説)
・emergence
・extinctions(絶滅)
・coevolutionary stable strategies
・arms races
・ecological interdependence
・increasing complexity
・self-organization(自己組織化)
・unpredictability
・path dependence
・irreversibility
・progress

ナイーブとして退けられることはあるが、生物の進化と技術の進化は似ている。メタファとしてではなくモデルとして使うことができるかもしれないので、その前に生物と技術の進化の相違点を整理しておこう。(5)
・新しい人工物はランダムには生まれない
・獲得形質が遺伝する・・・これはラマルクの説に似ている
・技術には遺伝子に相当するものがない。ミームという便利な用語はあるがあいまいでメタフォリカルである。生物学者は表現型と遺伝子型という語を使うが、 技術ミームは人工物そのものと離すことができる。
たとえば自転車は古い写真や特許明細書から再現することができるだろう (6)
・技術では違うところから持ってきたミームが使える。コンピュータチップのように多くの分野の技術が使われるようなことは生物にはない
・人工物の分岐図は家系図よりもニューラルネットに似ている
一見すると生物進化のメタファはよく生きているが、リアリスティックなモデルを作ろうとすると問題がある。

デザインをどう取り扱うか?技術にバリエーションと淘汰はあるが、盲目でもnaturalでもない。(6)
→ランダムな変異は進化にとって本質的なものではない(7)。デザインはいつも不完全で不確定である。一般的に、進化のプロセスを進めるための十分な多様性と相対的に盲目なバリエーションが技術にはある。
意図があるかどうかが「人工物」と「便利な物」との違いである。技術と、その周りにある文化とは切り離すことができない。(8)

ダーウィニズムは会社、慣習、法、法則等に見られる。進んだ社会での技術進化の特徴は
・人工物
・科学的コンセプト
・研究活動
・商業的活動
の共進化である、ということ。(9)

技術進化のモデルは生物のそれよりも複雑である。デザインを「淘汰」と同じ様に考慮しなければならないし、慣習や概念に関しても考慮しなくてはいけない。(10)

進化の現象に関して、システムの構造的なディテールはおそらく重要ではない。進化という現象はランダム変異、淘汰、複製のメカニズムを持つシステムに共通なものなのだろう。
このことは人工生命等に関するコンピュータシミュレーションによって証明されている。このようなシミュレーションでも進化に緩急がある。生物、技術を複雑系という属の一員として考えればよい。ダーウィニズムというよりは、selectionistのパラダイムによって理解するのである。(10-11)

2009年9月11日金曜日

”IAMAS Ubiquitous Interaction Research Group”展

”IAMAS Ubiquitous Interaction Research Group”展
AXIS gallery
9月10日(木) - 13日(日)
11:00-19:00

この展覧会はIAMASにおける実践的な研究の場としての”ガングプロジェクト”と”ユビキタスとコンテンツ研究プロジェクト”の2つから構成される”ユビキタスインタラクション研究領域”の成果を展示するものです。
本展覧会では、文化や産業を創造する新たなものづくりの提案として、電子玩具や情報機器を対象に、実際に手に取ることのできるプロトタイプとしてのアドバンストモデルを展示します。

http://www.iamas.ac.jp/project/ui/handson/
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見てきました。面白かったです。以下の段階を経てプロトタイプ作るそうです。

1)アイデアスケッチ。


2)ラピッドモデリング/ビデオスケッチ。


3)ハードウェアスケッチ。


MITメディアラボの石井教授の授業も基本的にまったく同じプロセスでプロトタイプ作りをやります。
企業との共同研究/受託研究も承るとのこと。現地には東芝のデザインセンターと一緒にやった成果が展示してました。

2009年6月29日月曜日

アパレルとエレクトロニクス

エレクトロニクスのコモディティ化は絶賛進行中。ではこれがそのまま進行して新興国へのシフトが加速して、このまま国内メーカーが全部死んでしまうかというと、そうとも限らないと思う。物はどんどん小さくなって、環境や身体に近づいていく。環境の方に近づくと家に近づいていくわけで、パナソニックなんてこういう志向があると思う。で、身体に近づいていくほうは、だんだん服に近づいていく。

アパレルの世界を見ると、枯れた技術の中で価格競争だけが行われているかというと、そんなこともない。残るべきブランドはしっかり残っているわけで、エレクトロニクスもだんだんその世界に近づいていきそう。つまり設計・製造の要素よりも、デザインやマーケティングの要素が大きくなっていく(サムスンとかとっくにそうなってるけど)。ソニーなんかはこっちを極めて、たとえばアパレル業界からチーフデザイナーを採用するなり吉田カバンを買収するなりしたらいいんじゃなかろうか。

2009年6月27日土曜日

できる・できない

いろんな業界を渡り歩いているプロサラリーマンのありがたい話を聞きました。


できる・できない

「これこれこういう難しいことをやってるのでできません」というのはどこの技術屋も言う。その分野の技術を知ってるやつは「できません」と言うが、その分野を知らない人をつれてきて

「これこれこうやるとできちゃうでしょ?」
「そうですね」
「じゃ、やってね」

とやると、できないという先入観がないので、できちゃう。
「できません」と言う人には、では5分あげるから難しいということを説明してくれ・・という。すると説明できなかったりする。
5分で誰でもわかるやさしい言葉で説明できるのがプロ。

「できません」じゃなくてどうやったらできるか考えないと。


人の集め方

今は面接でドア入ってきた瞬間にYes/Noかわかる。
「明るくて素直そうな人」という条件を出して募集して、全部自分で書類から見る。人を選ぶときは自分で選んだほうがいい、時間を惜しまない。
自分で見れない場合は面接官を面接する。使えない人雇うのは同じ面接官だったりする。


勉強になります。

2009年3月24日火曜日

ケータイとPC

NECがパソコンと携帯電話を融合させた製品を発売へ、専門組織を新設
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20090323_nec_mobile/

だそうだ。ケータイ屋は各社、なんでPCとケータイを同じブランドで出さないのかと不思議に思っていた。たぶん組織が違うからだろう。ソニーなんて違う会社になってるし。
融合させて1個のデバイスとすることを考えるよりは(それだとただのスマートフォン)、2個のデバイスをどう連携さすかという考え方をしてほしい。

技術がすごーく進んだ世界を考えると、ケータイとPCの違いは単に形の違いということになる。画面がちっちゃくてポケットに入るのがケータイで、入らないのがPC。形の違いは技術が進んでも変えようがないんで、携帯性と使いやすさという形に由来する利点を持った形の違う2つのものは一緒にはならない。

ただ変形するなら話は別。Readiusみたいな。http://www.readius.com/
ここにも書いてるけどミウラ折りのディスプレイは誰も作ってないのだろうか。
http://japan.cnet.com/blog/margin/2008/06/24/entry_27002930/

2009年3月23日月曜日

ストリンガー語る

日経エレクトロニクスの3月23日号、これ1000号記念号なんだが、これに載ってるソニーのえらい人・ハワード・ストリンガーのインタビューが面白い。

私がテレビ局にいた時の話をしましょう。もともと全米を覆う放送網は、三つしかありませんでした。ケーブルテレビ・サービスが考案されたころに、放送業界の展示会で「三つの選択肢で満足している。視聴者はケーブルテレビも衛星放送も必要としていない」と、テレビ局の幹部がスピーチしていたことを覚えています。
40歳そこそこだった私は、手を挙げて彼に言いました。「それは違う。顧客は常に選択を好んでいる。放送網が三つしかなければテレビ局には好都合だが、世の中は変わるのだ」と。
4週間後、私は意外な業務を与えられました。展示会のスピーカーだった人物の代わりに、私が社長になったのです。

このインタビュー、他にもストリンガーの考え方がよくわかって面白い。たとえば

私のような大企業の経営者は、自分が何を知らないのかを社員に伝えることが大切だと考えています。社員の協力を引き出すためです。

読んでみて思ったことは、ソニーの中の人は抵抗をやめて彼の言うことをよく聞けばいいじゃない、ということだ。
ちなみにこの1000号記念号の特集は「誰でもメーカー User Generated Deviceが拓く新時代」。ストリンガーのインタビューにもChumbyのことが出てきたりして、その趣旨には共通するところがあった。間違いなく時代はこっちに流れてく、問題はどう流れにのるかどうかで、乗るかどうかはもう問題じゃない。

2009年3月9日月曜日

ポパイカメラ

自由が丘に行ったらポパイカメラって店があった。
http://www.popeye.jp/
町の写真屋さんを雑貨屋方向に進化させたような店。オリジナルのトイカメラまで売っている。

以下のインタビューを見ると三代目が二代目とケンカしながら作った店のようだ。
http://fotonoma.jp/kotoba/vol01/contents01.html

こういう店はもっとあっていい。
関係ないけど町の和菓子屋もなんとかならないものだろうか。

2009年3月5日木曜日

どこでもディスプレイな時代

以下の例なるほどと思った。

 あるマンションデベロッパーがマンション購入者に無線LAN対応型のデジタルフォトフレームを無料配布した。毎日、建築状況をデジカメで撮影し、ネットワークを通じて配信したのだ。圧倒的な顧客満足をもたらした。
 購入者は入居後もその端末を新居に持ち込んだため、デベロッパーは「きょうは燃えないゴミの日です」といった生活案内情報を端末に配信するとともに、転居時の不動産売却情報をしたたかに送り届けることにも成功した。

20ドルのデジタルフォトフレームに見る映像メディアの未来予想図

紙やら看板やらは将来的に相当ディスプレイに置き換わるんではなかろうか。看板屋さんは転職の準備しといた方がいいな。

2009年3月3日火曜日

ソニーの組織改革 追記

ソニーの新しい組織図を見ていて「新規事業開拓プロジェクト」というのができていることに気づいた。新規事業の開拓、組織という観点で見ると以下のやり方があると思う。
1)既存の事業部にやらせる
2)専門化した組織にやらせる
3)シャープの緊急開発プロジェクトのように、事業横断の組織にやらせる
まあ全部やればいいと思うが、有効性は3)2)1)の順に高いんではなかろうか。

あと組織図を見て思ったことは、この組織は垂直統合型から水平分業型への移行への第一段階としてやったものではなかろうかということだ。そうだとしたら、もう一回組織変更があるかもしれない。

2009年3月2日月曜日

ソニーの組織改革

ソニーが組織改革やった。中鉢社長をベンチに下げてストリンガーの1トップ。その下に4人のMFが付くらしい。コンテンツ出身のストリンガー、ずっとエレクトロニクスやってきた人たちとは対立もあるらしいので、このフォーメーションで巨漢FW、ストリンガーが前線で孤立しないかどうかが問題だ。新しいフォーメーションは以下の図を見るとわかる。


ソニーの前の組織体制についてはここで書いた。
ノキアに比べると、コンスーマープロダクツとネットワークプロダクツの違いがよくわからない。たとえばテレビはなんでネットワークじゃなくてコンスーマーなのか。
製造流通は別レイヤーにしたんだから、いっそネットワークサービスが別レイヤーの方がわかりやすい。
最近amazonからkindle2が出たが、日本語版はいまだ出てない。かつて日本のヤフーは米ヤフーから「オークションやるならとにかく早くやれ」と言われて早めに取り組んだ結果、eBayに先んじて日本のネットオークション市場で勝利を収めることができた。ソニーはさっさとkindleを真似してしまえばいい。
日本には米市場にはない巨大なマンガ誌の市場がある。たとえば毎週ジャンプやモーニングが読めるサービスが提供されたらぜひ買いたい。

2009年2月27日金曜日

グローバルな生産マネジメント

今週の週刊ダイヤモンドの特集は「電機全滅」。日本の電機メーカー全部死んじゃいますよという話だ。何しろ製品の価格下落が凄まじくて各メーカーが苦しんでいる。

一昔前は新興国のメーカーがでてきたから高付加価値戦略にシフトしよう・・なんて言われてたが、この考え方が日本のメーカーを全部スポイルしてしまった。正解は同じ品質ならどこよりも安く作ることor生産は全部EMSに任せること、だった。ひところサプライチェーンマネジメントなんて言葉が流行ったが、それも行きわたって今は生産のマネジメントの方が大事かもしんない。全世界に生産拠点を置いて、労務費や為替、輸送費など見極めながら一番安く作る調整をやりつづけないといけない。

しかしこれはいかにもつまらん話だ。こういうやり方をやりつつも、アップル的なポジションも狙っていきたいとこ。

2009年2月26日木曜日

ソニーとオープンイノベーション

日経ビジネスオンラインで「諏訪暁彦の『オープン・イノベーションのすすめ』」ってゆう連載が始まった。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20090220/186793/

この連載中に以下の記述があるが、

世界的な景気後退を受けての今年1月22日の業績修正会見においても、中鉢良治社長が「ソニーの柱である研究開発については、外部の技術を活用するオープン・イノベーションのコンセプトを取り入れる」としているのは、まさに「研究開発で効率を高めるため」だと説明しています。

ソニーの設立趣意書には以下のように書かれている。

会社設立の目的
一、 戦時中、各方面に非常に進歩したる技術の国民生活内への即事応用 
一、 諸大学、研究所等の研究成果の内最も国民生活に応用価値を有する優秀なるものの迅速なる製品、商品化

コンセプトを取り入れるというが、会社がでかくなるうちに忘れてた、てのが本当だろう。

グーグル本

Googleブック検索、米裁判の和解が日本の著作権者にも影響
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/02/25/22572.html

グーグルの収益はほとんど広告だが、本は新しい収益源になりそうだ。
このブックサーチは以下のようにして始まったらしい。

グーグルの「とにかくやってみる」という精神は、世界の図書館の蔵書をデジタル化するというような、同社の最も遠大なプロジェクトにさえ適用されている。あらゆる新プロジェクトと同じく、グーグル・ブック・サーチも決定的に重要な問い—この場合は一冊の本をデジタル化するにはどれくらい時間がかかるかという問い—に答えるための簡単な実験からスタートした。答えを見つけるために、ペイジとメイヤーはベニヤ板に留め金を二本打ち付けて本を挟み、メトロノームを使ってペースを一定に保ちながら、三〇〇ページの本を一ページずつ撮影していった。メイヤーがページをめくり、ペイジがデジタルカメラで撮影するという分担で、印刷文字をデジタル画素に変えるのに四〇分かかった。光学文字認識プログラムがそのデジタル写真をただちにデジタルテキストに変換し、二人は五日足らずのうちにその本を検索できるソフトウエアを生みだしていた。一歩ずつ試行錯誤しながら学習していくこうしたやり方は、グーグルが重要な想定をテストして決定的なミスを防ぐのに何度も役立ってきた。

ゲイリー・ハメル「経営の未来」p.145


ラリー・ペイジはラピッドプロトタイプ精神に溢れる男のようだ。

2009年2月25日水曜日

自由豁達にして愉快なる理想工場

「真面目なる技術者の技能を、最高度に発揮せしむべき自由豁達にして愉快なる理想工場の建設」というフレーズ、これはソニーの設立趣意書にあるフレーズでこれは聞いたことある人も多いだろうが、全文を読んだことがある人は少ないのではなかろうか。
ここに全文がある。
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/CorporateInfo/History/prospectus.html
カタカナで読みにくい。こちらにひらがなに直したものがある(全文ではない)。
http://www.internship-soken.com/04/back_numbers/00013.html

印象深い部分がいろいろ。たとえば

 其れは先づ逓信院、運輸省等の通信に関係ある官庁の活溌な動きに見出された。即ち全波受信機の一般への許可民間放送局の自由開始、テレヴィジョン試験放送或は戦災通信網の急速なる復興、意図とその綿密厖大なる諸計画の発表等他の低迷困惑せる諸官庁の中にあって一人水際立った指導性を示し一般業者側が逆に牽引されたかの感を呈したのであつた。


機敏に動く役所などというものが存在したのか。
この趣意書に書いてることが守れてれば今よりソニーはましだったろう。

最近よく思うことは、金融焼け野原に井深大が現れたら何を始めるだろうかってことだ。

2009年2月20日金曜日

パラノイドだけが生き残る

以下のインテル会長、クレイグ・バレット氏のインタビューが面白い。
http://www.gizmodo.jp/2009/02/core.html

我々は今も、アンディー・グローブの描いた「パラノイドだけが生き残る」というシナリオ通り、経営している。だから競争は何時どの方角から飛んでくるか分からないと、パラノイア(被害妄想)を持つ傾向があるんだ。
(中略)
ちょっと分析したら君もわかると思うが、年とればとるほど人は普通コンサバになって、ムーアの法則なんて本当は起こらないんじゃないか、と心配し始めるものなのだ。だがね、そこに頭の切れる若い才能を持ってきて、こう言ってやるのさ。「おい、そこの頭の切れる若いの。俺たちはこのご老体だが、ムーアの法則をこの40年ずっと守り通してきたんだ。台無しにするなよ」。するとなんせ頭がいいから、なんとかなるんだよ。

この切れ者の会長は5月には退任して開発途上国関連のプログラムに力を入れるようだ。
http://www.computerworld.jp/news/trd/135549.html

ノキアの時代

ノキアリサーチのヘッド、Henry Tirri氏のインタビューが以下にある。

http://conversations.nokia.com/2009/02/19/head-of-nokia-research-video-interview/

インタビューのビデオがあるが、その内容は以下の通り。


去年、IT関係の研究所に関する大規模な調査をやった。

グーグル・・リサーチャーはいるがリサーチじゃなくて開発に従事してる。
IBM・・純粋なリサーチからずいぶん開発にシフトしたが、まだ純粋なリサーチも残ってる。
アップル・・リサーチは全くなし。

それぞれの研究所は、それぞれの時代を持ってる。

コミュニケーションの時代—ベル研
ソフトウェアの時代—マイクロソフトリサーチ
ワイヤレスインターネットの時代—ノキアリサーチセンター

今はわれわれ(ノキアリサーチセンター)の時代だ。


ノキアの時代ってのは確かにそう思う。

ベル研究所の衰退の悲劇
http://www.icr.co.jp/newsletter/topics/2006/t2006K005.html

マイクロソフトはどうなるんだろう。やっぱみんなソフト買わない時代になってくるからそのうち衰退してくだろうか。

じょうは・・沸騰都市シンガポール

昨日のNHKの「沸騰都市」のシンガポールはなかなかおもしろかった。シンガポールがあたかも一つの企業のように振る舞っていて、たとえばバイオポリスなどという研究施設があり世界中から優秀な研究者をスカウトしてるとゆうことだった。

番組を見た限りでは、研究はたしかに進むかもしれないが、果たして産業が起こるかどうか疑問に思っていた。そのへんの懸念は確かにあるようで、たとえば以下のような記事がある。

バイオポリスの興行成績は玉石混交といったところだ。5億シンガポールドル(3億4,000万米ドル)を投じ、7つの建物で構成する複合施設は有名科学者と契約し、数多くの論文を生み、複数の多国籍企業や国際的レベルの大学の付属機関の誘致に成功した。しかし、技術移転による目立った収益はまだ生み出していない。
(中略)
科学スタジオの経営者はバイオポリスの基礎研究重視の姿勢に、少なくとも特許や製品が比較的少ないことに苛立ちを募らせているようだ。

http://natureasia.com/japan/tokushu/detail.php?id=136

国による中央研究所みたいなもんか。

ただ、以下を読んで少し印象が変わった。
http://square.umin.ac.jp/acst/colum-may.html
研究所を作るつもりではなくて、研究所を要素に含む生態系を作るつもりでやるんであればうまくいくんではないかと思う。

ロボット市場予測の嘘

非産業用ロボットの市場予測でたらめじゃねーか!という論文が面白い。いろいろな市場予測を比較している。

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以上の論考とデータに基づいて,筆者は「近い将来,非製造業分野の次世代ロボットの市場規模が飛躍的に拡大し,産業用ロボットの市場規模を上回る」という,一種の通説となっている予測を否定する.対抗予測として,「非製造業用分野における次世代ロボットの年間単体売り上げの合計は2013年の時点において1000億円を上回らず,製造業分野の産業用ロボットよりはるかに小さい市場規模のままである」という予測を立てる.

次世代ロボットに関する市場調査・市場予測の比較と分析
http://staff.aist.go.jp/h.arai/robotics/rsj08.html

学術的ロボット研究の問題点について
http://staff.aist.go.jp/h.arai/robotics/jra03.html
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民間の予測としてたとえば次のものがある。
http://robonable.typepad.jp/trend/2008/03/200620-bca1.html
しかし無責任な市場予測もあったもんだ。

2009年1月23日金曜日

Cam with me

これはやられた、

2009年1月22日木曜日

社内SNS

最近は業務時間に更新できないし、家に帰ってもマンガ読んだり(帰り道にブックオフあるから寄らざるを得ない)娘と遊んだりで落ち着かないんでこのブログ更新頻度落ちてます。その代わりひっそり会社の敷地の北西の方で動いてる社内SNSの方の日記はわりと書いてます。会社からじゃないとアクセスできませんが、招待制なんで俺も混ぜろーという方はメールください。